ジャガー・ランドローバー(JLR)は、高級車のシート品質を保証するため、専用ロボット「KUKAオキュボット」4台を使用した厳格なテスト体制を公開した。
これらのロボットは、数日間で10年分の着座、移動、ねじれ動作を再現し、同社の高級車顧客が快適に座れることを確保している。JLRが2000人以上の高級・プレミアムSUV顧客を対象に実施した調査によると、快適性と利便性は車両購入の決定要因として最も重要な要素であることが判明している。
ロボットは各シートデザインに対し、約5日間で2万5000回、800ニュートン(約82kg相当)以上の力を加えることができる。これにより、さまざまな体型や体重の人が車両に乗り込み、シートに座る動作を再現している。
